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TOO YOUNG TO DIE 的な何か

2016.07.12.Tue.21:00
注 映画の内容については何一つ書いていません。映画本編も見ていません。



去る6月25日、映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』が全国映画館にて公開された。

tooyounhtodie!

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』公式ホームページ



17歳でこの世を去った大助が、大好きなクラスメイトにキスしたい一心で、赤鬼と一緒に地獄からの生還を目指して大奮闘するという、宮藤監督らしいバカバカしくも清々しいストーリー。



主演・長瀬智也(TOKIO)、神木隆之介、脚本監督・宮藤官九郎と話題を振り撒いたこの一作。
私はもろもろの関係でまだ観てないし、これから観るのかもわからんのですが。
タイトルになっている「TOO YOUNG TO DIE」というのはわかる人が見れば一発でわかる。
アメリカのロックバンド・イーグルスの『James Dean』という曲の一節から取っている。

Too fast to live,too young to die, bye bye
あんたは早く生まれすぎた、若すぎる死だ、バイバイ





もともとはイーグルスの24歳の若さでこの世を去った米俳優ジェームズ・ディ―ンを歌った曲の歌詞の一部だったのが、
言葉が独り歩きしてジェームズ・ディ―ンを指して表す言葉になり、
その後も音楽業界はじめとした各分野で「Too fast to live,too young to die」のフレーズが用いられるようになった。
パンクロッカー・パンクキッズにはおなじみのファッションブランド「ヴィヴィアン」の前身も
「Too fast to live,too young to die」という名前だった。
日本ではなぜか[Too fast to die」と略された形でこの言葉が流布されてたりする。

で、このフレーズもGLAYの『1988』という曲の歌詞に使われてたり
気志團の2004年発売の3rdアルバムのタイトルになってたりする。
もちろんどちらもこの言葉の由来を知らなかった筈はない。
だがやはり自分にとっては彼らの作品の発表以前にリリースされた曲、
↑THE HIGH-LOWS↓の甲本ヒロト作詩作曲『Too Late to die』なんである。



そうだオレは ブリキのコインだ
レートのない ブリキのコインだ
Too Late To Die ペテン師の
Too Late To Die 遺伝子を
Too Late To Die バラまく
Too Late To Die


イーグルスの『James Dean』も曲中で「Too fast to live,too young to die, bye bye」をリフレインしているのだが、
『Too Late to die』もタイトルでもある「Too Late To Die」を何度も繰り返して歌っている。
この曲もイーグルスを元ネタにしているのがわかる。

ロックンロールと言えば、その昔から若さとともにあった。
ローリングストーンズのオリジナルメンバーであるブライアン・ジョーンズは27歳でこの世を去った。
その後も、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ニルヴァーナのカート・コバーンも若くして死んだ。
みんな27歳の呪いだ。
英ロックバンド、ザ・フ―の代名詞的楽曲「My Generation」では「Hope I die before I get old」
「年取る前に死にたいぜ」と歌っている。
若さとはロックンロールとともにあり、若さはロックンロールの象徴であった。

降りるはずの 駅はうしろ
泊まるべき 港をはなれてく


だがこの曲の発表時、甲本ヒロト40歳。
歴史に名を遺した偉大なロック・ヒーローたちは若くして亡くなったのに、
自分はいまだ、40になってもなおロックンロールを続けている。
あそこで降りる筈だったのに、駅も港も今はもう遥か後ろ。
伝説になることが出来なかった。
死ぬにはもう遅すぎた。
「Too Late To Die」である。

まことにもって かたじけない
拙者まるで だらしがない
Too Late To Die まわる
Too Late To Die 何時間も
Too Late To Die エンドロール
Too Late To Die


かつて「THE BLUE HEARTS」のフロントマンとしてカリスマ的存在だった男は
実は強い意志もプライドもないだらしのないグータラ野郎。
同じところをぐるぐる回り続けながらロックを飯のタネに生きている。
自分はそういう人間だとここで言い放つ。
期待に応えられず、すいませんでしたと。

もう自分は本物のロックスターではない。
若くして死ねなかったのだから。
そう、自分はペテン師なのだ。
偽物のロックスターとして、今もこうして偽物の遺伝子をバラまき続けている。
「もうヒーローなんて請け負わないよーん」という宣言を、ここでしてしまったのだ。

それが自分。甲本ヒロトという男。
『Too Late To Die』とは、かつて自分が憧れたロックスターにその身をあやかりながら、
自身を皮肉って描いた曲だった。
そしてそれは、いつまでもロック界の羨望の的として崇め続ける
周りの人間と評価に対しての皮肉でもあった。








参考資料
http://moonlightshadow110.blog.fc2.com/blog-entry-1038.html
https://lyrics.red-goose.com/james-dean-the-eagles/
http://j-lyric.net/artist/a00f6d1/l00197f.html
http://www.viviennewestwood-tokyo.com/info/CSfViewGuide.jsp?tp=13
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